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2022 年度 実施状況報告書

疑似科学的主張への薬剤師の関わりの検証~withコロナにおける薬学教育の在り方~

研究課題

研究課題/領域番号 22K18632
研究機関医療創生大学

研究代表者

角田 大  医療創生大学, 薬学部, 教授 (10347974)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワード薬剤師 / アンケート
研究実績の概要

COVID-19の影響により、科学的根拠を欠く手指消毒剤や感染防御法などの疑似科学的主張が広まっている。薬剤師は顧客や患者にとって健康・医療へのファーストアクセスであり、彼らが疑似科学的主張に接する機会も多い。本研究では、全国の薬剤師を対象に疑似科学的主張に接したときの行動的特徴を明らかにし、薬学教育へのフィードバックを目的とする。薬剤師の正しい科学的思考や代替医療を含む疑似科学的主張に対する対応が、今後、薬学部生教育や薬剤師の生涯学習にとって重要なファクターになる可能性がある。
まず始めにアンケート項目の精査を行った。従来学生に対して行った、基本事項・統計学的リテラシー・科学リテラシー・疑似科学に関する項目に加えて、疑似科学的な仮想商品「スーパーリボ核酸」を設定し、これらの疑似科学的主張に薬剤師・登録販売者が接したときの行動様式について回答が得られるようにした。
予備調査としていわき市内の病院・薬局・店舗販売業にファックスにて220件の調査協力依頼を行い、WEBアンケートシステムを用いて、回収を行い44件のデータを得た。これらを元に再度調査項目のブラッシュアップ・調整を行った。また、回答率が2割と予定したものよりも少なかったため、回答依頼先数を再度検討した。
これらを元に全国の調査対象地区を選定し、施設数・薬剤師数から、各都道府県の薬務課へ情報公開を行い、3,600件の調査協力依頼先リストを作成した。
依頼先、調査項目に関する準備が整ったため、依頼状を作成し送付を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究倫理審査に時間を要したこと、アンケート依頼先の収拾に時間を要したことにより、当初の予定より半年程度遅れている。
しかし、アンケート実施の目処がついているので、研究自体の実施には影響はない。

今後の研究の推進方策

5月始めにアンケート依頼を病院・薬局・店舗販売業に送付し、回収を行う。速やかに結果を整理し、薬学生を対象としたグループディスカッションを行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究進行状況の遅延により、主たる使用目的の郵送料が繰り越しとなったため。
郵送は2023年5月を予定しており、計画通り使用することになる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アンケート調査を通して分かった薬学生における疑似科学の認識度2023

    • 著者名/発表者名
      柳田裕香・角田大
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会

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公開日: 2023-12-25  

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