多地点間の物流ルート網と、電極が多数存在する場合に生じる多数の長尺プラズマチャネル形成との間の情報フローの類似性に着目し、経路探索解を求めるアナログコンピューティング機能をマルチ長尺プラズマのパターン形成により実現した。プラズマチャネルによる迷路解法の系から電極対を増加させ、発光パターンからの多数チャネル形成の高速動画像を得た。また、強化学習系の経路探索(格子状ネットワークにおける多地点分布形状)の結果と対照させ、計算機単独による演算と比べて高速の経路探索解法を開発した。すなわち、「NP困難」である経路探索問題への活用を例として、プラズマが持ちうるアナログコンピューティング機能を評価した。
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