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2023 年度 研究成果報告書

有機薄膜トランジスタにおける高精度しきい値電圧制御技術の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 22K18975
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分29:応用物理物性およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

植村 隆文  大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (30448097)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワードフレキシブルセンサ / 有機トランジスタ / しきい値電圧制御
研究成果の概要

本研究では、フレキシブル有機電子回路における高精度の特性制御技術を確立し、次世代センサ技術に求められる高精度アナログ信号処理と超低消費電力駆動を両立する事を目的として研究を実施した。本研究を通して、p型/n型フレキシブル有機トランジスタのしきい値電圧を0.1Vの高い精度で任意に制御することに成功し、nW級の超低消費電力回路駆動を実現した。加えて、しきい値電圧の制御だけではなく、金属半導体接合部の接触抵抗を低減する技術を新たに開発し、デバイスの高速動作にも本技術が有効であることが示された。

自由記述の分野

フレキシブルエレクトロニクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して、同一基板上の任意の場所において、p型/n型のフレキシブル有機トランジスタのしきい値電圧を自在に制御可能な技術を実現した。またこれにより、3V程度の低電圧で駆動する相補型回路の駆動を実証し、消費電力や動作速度などを自在に制御できる事を示した。以上の研究成果はウェアラブルセンサ等に組み込まれるアナログ電子回路技術への応用において重要な技術であり、フレキシブル有機トランジスタの産業応用を加速する成果である。

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公開日: 2025-01-30  

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