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2023 年度 実績報告書

植物で最も動的な花弁運動に着目したバラ科樹木の開花日制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K19192
研究機関公益財団法人かずさDNA研究所

研究代表者

白澤 健太  公益財団法人かずさDNA研究所, 先端研究開発部, 室長 (60527026)

研究分担者 板井 章浩  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (10252876)
江角 智也  島根大学, 学術研究院農生命科学系, 教授 (30548764)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワードサクラ / トランスクリプトーム解析 / 開花日
研究実績の概要

「ソメイヨシノ」のつぼみのトランスクリプトームデータに基づいて、簡易RNA抽出方法と簡易核酸検出方法を組み合わせることで、「ソメイヨシノ」の開花予想キットのプロトタイプを開発した。このキットを利用したアウトリーチにも取り組んだ。
全国の「ソメイヨシノ」の全ゲノム解析を通して見出した「ソメイヨシノ」の体細胞突然変異を手がかりとして、「ソメイヨシノ」の原木を推定する方法を考案した。
さらに遺伝背景の異なるサクラ品種の開花制御機構を探るために遺伝解析集団を作成した。集団の開花日のデータおよび遺伝子型のデータを収集し、開花関連遺伝子の特定のための基盤を整えた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] Propagation path of a flowering cherry (<i>Cerasus</i>×<i>yedoensis</i>) cultivar ‘Somei-Yoshino’ traced by somatic mutations2023

    • 著者名/発表者名
      Shirasawa Kenta、Esumi Tomoya、Itai Akihiro、Hatakeyama Katsunori、Takashina Tadashi、Yakuwa Takuji、Sumitomo Katsuhiko、Kurokura Takeshi、Fukai Eigo、Sato Keiichi、Shimada Takehiko、Shiratake Katsuhiro、Hosokawa Munetaka、Monden Yuki、Kusaba Makoto、Ikegami Hidetoshi、Isobe Sachiko
    • 雑誌名

      BioRvix

      巻: 2023 ページ: 548633

    • DOI

      10.1101/2023.07.11.548633

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 東京大学XかずさDNA研究所がゲノム科学で迫る身近な植物の謎2023

    • 著者名/発表者名
      白澤健太 , 藤井壮太
    • 学会等名
      会いに行ける科学者フェス
  • [学会発表] ソメイヨシノはどこから来たのか?いつ花を咲かせるのか?2023

    • 著者名/発表者名
      白澤健太
    • 学会等名
      佐倉市国際文化大学
    • 招待講演
  • [学会発表] みんなで遺伝子を調べて桜の開花を予想しよう!2023

    • 著者名/発表者名
      白澤健太
    • 学会等名
      日本育種学会レクチャーコーナー
    • 招待講演
  • [備考] DNA出前講義@佐倉市中央公民館

    • URL

      https://www.kazusa.or.jp/news/230527/

  • [備考] 「桜の開花予想~みんなで遺伝子を調べて桜の開花を予想しよう!~」を開催しました!

    • URL

      https://www.kazusa.or.jp/news/230209/

  • [備考] 第145回日本育種学会:みんなで遺伝子を調べて桜の開花を予想しよう!

    • URL

      https://www.kazusa.or.jp/news/lc20240317/

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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