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2022 年度 実施状況報告書

メチオニン代謝のリン酸化シグナルへの変換に着目したNASH発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K19249
研究機関山口大学

研究代表者

大浜 剛  山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (50579018)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワードタンパク質メチル化
研究実績の概要

メチオニン代謝は食事や栄養条件の影響を受けやすく、メチオニン摂取量を制限することで、寿命の延長やがん治療の効果が高まることなどが報告されており、生理的・病態生理的に極めて重要な代謝経路である。メチオニンはS-アデノシルメチオニン(SAM)に代謝されることで、DNAやヒストンのメチル化を引き起こす。DNAやヒストンのメチル化は、エピジェネティックな制御機構において中心的な役割を果たすことから盛んに研究が行われてきた。一方で、メチル化を受けるタンパク質はヒストンだけではないにも関わらず、その他のタンパク質メチル化に関する情報は極めて少ない。タンパク質脱リン酸化酵素PP2Aは細胞内の主要なセリン・スレオニン脱リン酸化酵素であり、我々は以前、PP2Aがメチル化を受けることで複合体の構成が変化することを報告している。
マウスでは、メチオニン減量・コリン欠乏・高脂肪餌で食餌的に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)モデルを誘導できる。そこで本研究では、PP2Aのメチル化が食餌誘導性のNASHモデルの病態に与える影響を解析した。
PP2Aメチル化酵素Lcmt1を全身性にKOしてNASHを誘導すると、生化学的および組織学的に病態の顕著な悪化が観察された。そこで本年度は、PP2A脱メチル化酵素Ppme1のfloxedマウスを作製するとともに、肝実質細胞特異的および肝星細胞特異的にCreを発現するマウスを導入した。現在、これらのマウスを交配することで、肝実質細胞特異的および肝星細胞特異的なLcmt1およびPpme1 KOマウスの作製を行っている。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

急激な円安により仲買業者と米国ジャクソン社の間にトラブルが生じ、Alb-Creマウスの導入に想定以上の時間がかかった。それ以外は概ね順調に進行している。

今後の研究の推進方策

来年度は現在交配を進めている肝実質細胞特異的および肝星細胞特異的なLcmt1およびPpme1 KOマウスに対して食餌的にNASHを誘導し、生化学的・組織学的な解析を通して病態へのPP2Aメチル化の影響を解析する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] The role of PME-1 as a PP2A methyl-esterase and a PP2A inhibitory protein2022

    • 著者名/発表者名
      Takashi Ohama
    • 学会等名
      FASEB The Protein Phosphatase Conference
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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