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2023 年度 実施状況報告書

メラノプシン細胞への選択的な刺激による概日リズム制御機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K19333
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

辻村 誠一  名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 教授 (10381154)

研究分担者 沼野 利佳  豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 教授 (30462716)
橋口 周平  鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (40295275)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
キーワードメラノプシン / 時計遺伝子 / 行動リズム
研究実績の概要

本研究では、メラノプシン細胞を起因とする刺激量を制御し、メラノプシン細胞によるマウス概日リズムの制御機能への寄与について、基礎研究の観点から検証することを目的としている。すでに多原色光源装置の開発を終え、実験を実施している。
メラノプシン細胞を選択的に刺激した際の時計遺伝子発現振動の位相変化(概日リズムの位相変化)をモニターする実験においては、マウスの輪回し実験および時計遺伝子Per1の解析により、メラノプシン視物質への選択的刺激が概日リズムの調整機能にどのように影響するかを検証した。現時点でメラノプシンが概日リズムの位相同調機能に寄与していることを示唆するデータを得た。研究成果の一部は2023年12月に開催された日本分子生物学会で発表した。また鹿児島大学で実施している恒明条件下でのメラノプシン細胞への選択的な刺激がマウスの行動リズムのフリーラン周期にどのような影響を与えるかを検証する実験系をセットアップし、現在データを収集している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度、新型コロナウィルスの影響により一部電子部品の入手が困難になり、実験装置の開発が若干遅れたが、今年度は実験を進め現在データの収集中である。研究成果の一部は日本分子生物学会で発表し、さらに4月には九州山口沖縄リズム研究会で発表予定である。

今後の研究の推進方策

引き続き、メラノプシン細胞を錐体細胞や杆体細胞とは独立に刺激可能な多原色光源装置を用いて実験を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

2023年度に支払予定であった英語論文の校正について2024度に英文校正を受けることにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 多原色光源刺激装置を用いた光受容体メラノプシンの機能解析2023

    • 著者名/発表者名
      青戸繭子, 木下隆太郎, 程肇, 辻村誠一, 沼野利佳
    • 学会等名
      日本分子生物学会年会

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公開日: 2024-12-25  

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