緑色、あるいは赤色蛍光ラベルしたCaMKIIを精製した。まず、赤色ラベルしたCaMKIIとGluN2B細胞内C末端をCa2+/カルモジュリン存在下で混合し、LLPSが起こさせた。そこにEGTAを加え、CaMKIIをこれ以上活性化しないようにしたところに緑色ラベルしたCaMKIIを加えたところ、緑色のCaMKII分子が濃縮相に取り込まれることが観察された。これは、CaMKIIは活性化されないと濃縮相に取り込まれないので、新たな分子が既存の濃縮相に取り込まれるときに、活性化されるものと考えられる。そこで次に野生型CaMKIIに対してT287A変異体が取り込まれるかを確認している。
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