研究課題/領域番号 |
22K19382
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
足立 典隆 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科(八景キャンパス), 教授 (30264675)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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キーワード | DNA修復 / がん / 遺伝子発現 |
研究実績の概要 |
本研究では、DNA修復欠損がんを対象とした新たな診断・治療法を開発するべく、標的細胞でのみ遺伝子発現を起こす系を理論的に構築し、その効果を幅広く検証することを目標としている。今年度は、 DNA修復活性に依存して機能的な遺伝子を生成するDNAカセットを多数構築し、それぞれの性能や効果を種々のヒト細胞で検討した。本研究で得られる成果は、正確で迅速なDNA修復能評価法だけでなく、副作用の小さいがん治療の開発につながることが期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請書に記した研究目的に沿って、令和4年度の研究実施計画の内容をおおむね遂行できたため。
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今後の研究の推進方策 |
ミスマッチ修復 (MMR) 欠損細胞や相同組換え(HR)欠損細胞をより正確に検出できる系の開発を進めるとともに、従来よりも高い殺細胞効果を発揮する自殺遺伝子の開発を試みる。
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次年度使用額が生じた理由 |
消耗品や外部委託のコストを抑えることができたことにより、次年度使用額が生じた。この研究費については人件費をはじめとした交付申請書に記した令和5年度の研究実施計画の遂行に必要な経費にあてる。
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