研究実績の概要 |
免疫チェックポイント阻害薬による皮膚の免疫関連副作用として乾癬様皮膚炎がある。そこで皮膚常在抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞上に特異的にPD-L1を欠損するコンディショナルノックアウトマウス(Langerin-Cre PD-L1 LoxPマウス)を作成し、乾癬様皮膚炎モデルマウスであるイミキモド誘導乾癬様皮膚炎を惹起したところ、野生型マウスと比べて重症化した。その機構として、ランゲルハンス細胞が所属リンパ節に遊走し、γδT細胞を刺激する際に、ブレーキとなるPD-L1が外れていることで、反応が促進されるという機序を解明し、論文発表した(Tanaka R,,, Okiyama N. J Invest Dermatol. 2022;142(12):3167-3174.e9.)。
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