機能性神経内分泌腫瘍由来オルガノイドについて、定法により複数の異なる症例より樹立可能であることを確認した。また樹立後の培養経過や増殖効率については個別の症例により異なるパターンを呈し、由来組織における遺伝子発現パターン等を反映している可能性が示された。また、機能性神経内分泌腫瘍由来オルガノイドを用いた解析より得られた遺伝子発現パターンを元に、特定の機能性分泌蛋白の発現を制御する候補因子群を同定した。これらオルガノイドを移植する際の適切なモデルについても比較検証を行い、一定の効率で生着が得られる条件等が確認された。
|