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2023 年度 研究成果報告書

経静脈投与が可能な虚血性心疾患に対するエクソソーム治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 22K19563
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関山口大学

研究代表者

濱野 公一  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)

研究分担者 上野 耕司  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワードmicroRNA / 血管新生
研究成果の概要

アレイ解析、in vitro解析、in vivo解析によるスクリーニング実験から、血管新生能があるmicroRNAとして、miR-765を同定した。miR-765を内包したエクソソームを下肢虚血マウスモデルの大腿部に投与すると、血管新生関連遺伝子であるFGF2、PDGF-A、PDGF-B、VEGF、HGF、DHHの発現レベルが上昇する結果を得た。miR-765がFGF2を上昇させる機序として、これまでの報告を参考にして実験を行ったところ、miR-765がDPP4を抑制することで、FGF2を上昇させていることを示唆する結果を得た。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

幹細胞由来エクソソームは、幹細胞と同じ血管新生能を持つことが報告されており、その機序は、エクソソームに内包されているmicroRNAが関与していると考えられている。本研究において、研究代表者は、独自のスクリーニング実験により、血管新生能を持つmicroRNAとしてmiR-765を見出した。miR-765の血管新生の機序は、miR-765がDPP4を抑制することで、FGF2が上昇し、血管新生が誘導さていると考えられる。本研究は、幹細胞由来エクソソームではなくても、miR-765を導入したエクソソームであれば、虚血組織に対して血流改善を誘導する可能性があり、虚血疾患に対する治療薬として期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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