研究課題/領域番号 |
22K19636
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
後藤 多津子 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (60294956)
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研究分担者 |
樋口 真人 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部, 部長 (10373359)
後藤 哲哉 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (70253458)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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キーワード | 歯の喪失 / アルツハイマー病 / 脳病態イメージング / ヒト / 基礎ー前臨床研究 |
研究実績の概要 |
アルツハイマー病モデルマウスを使った最新の研究から、高齢者における歯の喪失がアルツハイマー病発症のトリガーになる事が明らかとなった。本研究はその成果をヒトで検証し、「歯を守ることはアルツハイマー病の予防につながる」という画期的な予防法を社会に発信することを目的とする。本研究によって高齢者における歯の喪失と脳におけるアルツハイマー病病態の連関が明らかになれば、口腔環境改善による認知症発症予防、治療などの新たな治療・予防戦略の確立への展開が期待できる。これまでCOVID-19環境下において施行してきたアルツハイマー病患者と健常者の口腔検査と臨床PET研究の結果を、今年度まとめ、学会および論文として成果発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ヒトにおいては、COVID-19環境下において施行してきたアルツハイマー病患者と健常者の口腔検査と臨床PET研究の結果をまとめ、学会および論文として成果発表した。動物実験においては、神経系の成果を国際学会で発表し、また、アルツハイマー病と大きなかかわりがある口腔フレイルの研究を遂行した。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究課題として、今年度の成果について、研究参加者の人数を増やしながら、より多くのデータをベースにした結果を検証していく。さらに口腔内環境の別の要因について研究を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
来年度は対面学会が戻ってくると考えられ、また、次の論文のための実験、学会、論文経費を必要とする。
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備考 |
【研究成果広報】新聞掲載、ラジオ放送 東京歯科大学歯科放射線学講座大学院紹介発表、資料、ビデオ。 大学院歯科放射線学講座紹介発表、資料、紹介ビデオ。
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