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2022 年度 実施状況報告書

地域基盤型活動アプリ介入が乳がんサバイバーの心身の回復に及ぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 22K19656
研究機関高崎健康福祉大学

研究代表者

神田 清子  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (40134291)

研究分担者 砂賀 道子  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (50389748)
樋口 大輔  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (80736265)
大家 千枝子  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (80310324)
福島 直子  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 助教 (10593717)
京田 亜由美  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00803751)
瀬沼 麻衣子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (60783115)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
キーワード乳がんサバイバー / 在宅活動 / 介入プログラム / 一次治療後 / 心身の回復 / 文献検討
研究実績の概要

本研究の目的は,健康で豊かな老後を過ごすために認知行動療法のひとつであるセルフモニタリングをもちいた地域基盤型活動アプリ介入が乳がんサバイバーの活動量増加や心の回復に与える効果を無作為化比較試験で明らかにすることである.
具体的な目標は, 1)地域基盤型活動アプリと筋力等の強化運動の併用教材を開発し, プレテストを実施する. 2)アプリを導入し, 介入による無作為化比較試験を実施し, 評価する.
2022年度は1.地域基盤型活動アプリ介入内容の開発と検討 1)文献を調査し,文献整理ソフトで文献を整理し参考にする.2)サバイバーの体力水準と機能低下を考慮したプログラムを開発する. ①肩の関節可動域やストレッチ, 握力強化運動や歩行運動量を増加させる「G-WALK+」の地域基盤型活動アプリを用いる. プログラムは継続可能でセルフケアを重視し,認知行動療法のひとつであるセルフモニタリングを用い,行動変容を促す.プレテストを実施し, 修正することであった.
オンライン文献情報ベースのPubMed、CINAHL、医中誌を用いて、乳がん患者の治療後の在宅で運動の効果に関連した論文を検索した。治療の進歩の影響を加味し機関を2013~2022の10年間に限定.検索キーワーズは「乳がん」「在宅」「歩行」「筋力」「QOL」「不安(の軽減)」「一次治療終了後」で論文は147件であり、ランダム化比較試験でない、乳がんのみでない、治療後ではないなどの削除条件を設定し、ハンドサーチで検討した結果25件に絞られた。文献のクリティークを進め、さら無作為化試験の登録WebであるCochranライブラリーの検索を加え文献検討を実施し、地域基盤型活動アプリと筋力等の強化運動プログラムの根拠基盤を明確に進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

オンライン文献情報ベースのPubMed、CINAHL、医中誌、Cochranライブラリーの文献検討における適切な検索ワードが見つからず、試行錯誤を繰り返し時間を費やしてしまった。最後にはハンドサーチが有効であるとのことで研究者間で文献を分担してクリティークをしたが第一段階の目的に到達することができなかった。

今後の研究の推進方策

介入内容の準備とプログラム検討がスムーズに運ぶように、研究者間において、それぞれの強みを生かしながら連携と協力を図る。目標を到達するための話し合いを定期的に実施する。また、どのようにすればよいかの計画と合意形成をすすめる。
それぞれの進捗状況をZOOM会議等で確認しあう。

次年度使用額が生じた理由

文献のクリティークが進まず、介入内容の準備とプログラム検討時に必要な教材費および必要物品の購入、会議費が次年度に繰り越された。
使用計画としては、体重,握力,長座体前屈,肩関節可動域測定器具購入費200000円、会議費用10000円、研究者・参加者の研究法への合意形成研修費50000円、介入のプレテスト費用(ウエラブル活動計12000円×5名・参加者に対する謝礼3000円×5名)計75,000円および研究協力者・謝金費用(420000円)にあてる。アプリ教材作成費200000円、専門的知識の提供(乳がん治療医、がん看護専門看護師)2名100000円、Wi-Fi25000円、学会・研究会参加および交通費42000円を予定している。
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公開日: 2023-12-25  

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