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2023 年度 研究成果報告書

肝細胞におけるエクソソームによる鉄排出機構の解明と鉄過剰症への治療応用

研究課題

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研究課題/領域番号 22K19720
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関日本医科大学

研究代表者

酒井 真志人  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (40643490)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワード鉄代謝 / 肝細胞 / エクソソーム
研究成果の概要

鉄は生体に必須の金属だが、過剰な鉄は活性酸素種の生成を亢進させ、組織の障害を引き起こす。肝臓は全身の鉄恒常性維持に中心的な役割を果たしており、肝細胞は鉄調節ホルモンであるヘプシジンを分泌する一方で、主要な鉄貯蔵の場である。
本研究では、肝細胞のエクソソーム依存性鉄排出の分子機構を明らかにするために、鉄負荷モデルの肝臓中エクソソームのプロテオーム解析を実施した。また、鉄負荷モデルの肝細胞の鉄排出による治療を検討した。

自由記述の分野

病態生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

原発性鉄過剰症である遺伝性ヘモクロマトーシスは、コーカソイドでは頻度の高い疾患であり、肝硬変、糖尿病、心筋症などの原因となる。一方、わが国では、鉄代謝関連分子の変異に起因しない続発性鉄過剰症が主体だが、最も頻度の高い輸血後鉄過剰症では、同様の全身性の病態を呈する。本研究では、新しい治療原理に基づく鉄過剰症治療の開発を目的として、肝細胞のエクソソーム依存性鉄排出の治療応用を検討した。

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公開日: 2025-01-30  

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