研究課題/領域番号 |
22K19799
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
安孫子 聡子 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40560660)
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研究分担者 |
佐藤 大祐 東京都市大学, 理工学部, 准教授 (40344692)
辻田 哲平 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (40554473)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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キーワード | 羞恥心 / VR |
研究実績の概要 |
本研究の最終目的は,検診時の受診者の心理的負荷の軽減と安心を担保する検査手法の提案 である.その第一歩として,本研究では,医師と患者双方の信頼度向上に向けた羞恥心の定量的評価モデルの構築を目指す.検診における羞恥心の大きさはよく知られるが,統計的データによる評価に留まる.ここでは,仮想空間内の模擬検診環境下において,診察者の視線や検査動作,音や受診者の体位等,現実環境では想定できない状態も含めた条件を自由に作り出し,模擬環境下にて定量的に計測・評価することで,受診者の羞恥心と物理パラメータの相関性を明らかにする. 感情モデルとして、ラッセンの円環モデルが知られるが、羞恥心という分類はなく、複合的感情により生まれるものと考えられる。また、羞恥心を感じる状況として、対人緊張状況による羞恥心や性的状況から生じる羞恥心等、その状況は様々である。本研究の最終ゴールは性的状況から生じる羞恥心であることが大きいと考えられるが、はじめの取組みとして、羞恥心と生体反応の相関性を確認するために、緊張状況による羞恥心をターゲットとして研究の枠組みを構築している。それに向け、Unreal EngineによるVR環境、心拍数や瞳孔、視線等が計測可能なヘッドマウントディスプレイHP Reverb G2 Omnicept との接続による動作環境構築を行った。簡単なモデルにより心拍数や瞳孔等の取得ができることを確認した。また、VR環境内に全身モデルを作成し、よりリアルな環境作成を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自由な意図する環境をVR内に構築するために時間を要した。また、センシティブな心理実験を伴うため、その実験方法の確認、検討に時間を要していた。
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今後の研究の推進方策 |
まずは、再現しやすい羞恥心が生じやすい環境における生体反応との相関性の実験を行う。その後、徐々に目標となる環境での実験を進めていく。研究の方針に大きな変更はない。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験方法の検討に時間を要していたため、使用予定物品の購入をずらしたため。
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