• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

対流圏二酸化炭素の超高精度三酸素同位体異常定量

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 22K19846
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

中川 書子  名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (70360899)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワード二酸化炭素 / 三酸素同位体組成 / 対流圏大気 / 都市域 / 森林域
研究成果の概要

対流圏二酸化炭素の三酸素同位体組成は地球表層環境の炭素サイクルを定量化する上で有用なトレーサーとなる。しかし従来の二酸化炭素の三酸素同位体組成分析法は、危険性が高く、かつ入手困難な強還元剤を必要としたため、その実測は困難であった。そこで本研究は、強還元剤を一切使わずに二酸化炭素の高精度三酸素同位体組成分析を実現する自動分析計を開発した。具体的には、二酸化炭素を水分子に変換し、分光計を用いてこの水分子の三酸素同位体組成を測定した。そして都市域や森林等において、二酸化炭素の三酸素同位体組成の実測に成功した。

自由記述の分野

同位体地球化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国内では初となる対流圏二酸化炭素の高精度三酸素同位体組成の定量が実現した。本手法は安全で簡便な手法であり、三酸素同位体組成の応用範囲が広がる。これにより、世界各地で連続モニタリングされている対流圏二酸化炭素濃度に見られる季節変動や経年変化、イベント的な変動に関して、原因を把握し、必要に応じて迅速な対策を講じることが出来るようになり、地球システムや炭素循環の学術的理解を深化させることが出来るようになると考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi