研究成果の概要 |
水環境中の細菌群集の「どの種が」「どの薬剤耐性遺伝子を」保有しているかを推定するために、母細菌群集から強制的に群集構造(種構成、各種の相対量)を変更させた標本細菌群集の薬剤耐性遺伝子の保有率の変化に基づいて、耐性遺伝子を有する種を推定するGene Analysis of Randomized Populations (GARAPON:ガラポン法)を開発した。推定の正答率は、耐性遺伝子によって大きく異なっていた。推定対象の8つの耐性遺伝子のうち、37属中9,7、3属だけが有していた耐性遺伝子aada2,tetM,tetGは、3/9,4/7、3/3の比較的高い正答率でその存在を推定できた。
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