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2023 年度 研究成果報告書

核酸抗体と量子ドットから挑む脳DDS機能拡張型ナノ医薬の創製と見える化

研究課題

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研究課題/領域番号 22K19909
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

高橋 理貴  東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (00549529)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
キーワードアプタマー / 薬剤送達 / 脳
研究成果の概要

脳薬剤送達(脳DDS)を実現するアプタマー分子の創製と蛍光分子標識によるその視覚的評価法の確立に取り組んだ。その結果、脳へのDDS戦略実現の有力標的であるトランスフェリン受容体やインスリン受容体に対するアプタマー分子の創出に成功したことから、標識する蛍光物質(Alexaや量子ドット)について検証した後、マウスに投与しin vivoイメージング装置で観察した。その結果、live imagingでは頭部での蛍光検出は困難であったが、脳組織切片では蛍光が観察できたことから、合目的的なアプタマーが創製できたこと、live imagingには更なる工夫が必要であることが明らかとなった。

自由記述の分野

核酸創薬科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、安全性や特異性が高い核酸医薬「RNAアプタマー」を用いて、社会的な創薬ニーズの高い薬剤を脳へ送達する分子創製やその評価技術構築に取り組んだ。その中で、残念ながら蛍光物質を活かしたin vivoイメージングは修飾分子合成の課題などで目標を達成することができなかったが、その一方で、創製したアプタマーが脳組織に移行してることを示すデータを得ることができた。従って、薬剤脳送達に必要となる輸送体となるアプタマーが得られており、今後さらなる検証により、創薬領域で需要の高い安全かつ効果的な脳DDS技術の実現に一歩近づけたものと考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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