研究課題/領域番号 |
22K19919
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
栗崎 晃 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (60346616)
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研究分担者 |
印東 厚 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (70779058)
高田 仁実 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80641068)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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キーワード | 肺 / 前駆細胞 / 分化 |
研究成果の概要 |
現在のところ、慢性閉塞性肺疾患に対する有効な治療法は存在しない。本研究では、様々な肺の機能性上皮細胞の元となる肺の前駆細胞を作製する新たな方法を検討し、肺前駆細胞の材料として新生児皮膚線維芽細胞は不適であること、肺前駆細胞の維持培地についてはBIRB796を含まないのが望ましいことを見出した。さらに作製した肺前駆細胞には弱いながらもある程度の分化能があることを確認した。
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自由記述の分野 |
幹細胞生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患は、タバコの煙などの有害物質を長期間吸入することによって発症する肺の炎症性疾患であり、毎年世界で300万人以上がこの病で命を落としている。現在のところ、上述の肺疾患に対する有効な治療法は存在しない。本研究では、様々な肺の機能性上皮細胞の元となる肺の前駆細胞を作り出す新たな技術を開発中であり、今後再生困難な肺組織を作り出す技術への応用が期待できる。
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