本研究では、13名の日本人英語学習者を対象に、英語らしく言い淀む方法を指導し、それが聞き手の評価に与える影響を調査した。学習者は、5回に渡って英会話音声を録音した。研究目的は2回目の録音開始前に明かされた。2-4回目の録音にて、英語らしく言い淀む方法の指導が行われ、5回目の録音でその成果が試された。その後、4名の英語教員が、1回目と5回目の録音音声を聞き、5段階スケールで評価を行った。その結果、1回目より5回目の評価が高かった学習者には、日本語による言い淀みが大きく減少していたケースがあった。また、全ての学習者が、1回目より5回目において、英語式の言い淀み方を多く使用していたことが分かった。
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