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2023 年度 実績報告書

エスノナショナリズムの経済的起源ーボスニアの民族主義とパトロネージ政治

研究課題

研究課題/領域番号 22K20113
研究機関立命館大学

研究代表者

田中 聡  立命館大学, 国際関係学部, 嘱託講師 (00965741)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード民族政治 / 政治経済学 / クライエンテリズム / パトロネージ / ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
研究実績の概要

本研究は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを事例に、民族主義政党がパトロネージを用いて支持調達を図る社会的条件の検証を通して、民族政治の経済的な基盤を探るものである。ボスニアでの現地調査、現地新聞等の文献調査、そして統計データを用いた定量的調査を組み合わすことで、民族主義政党が支持を集める政治経済的要因を明らかにすることを目的とする。
研究期間を通して、ボスニアでの二度の現地調査を行った。一度目はボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦(FBiH)を中心に、二度目はスルプスカ共和国(RS)を中心に調査を行い、それぞれのエンティティの地方都市を訪問して政府や市役所、企業等でインタビュー調査を行った。FBiHでは、ゼニツァ=ドボイ・カントン、ボスニア=ポドリニェ・カントンの首相や官僚、ゴラジュデ、テシャン、ゼニツァ、トゥズラ等の市役所、特に経済局の職員、そしてそれら都市の企業の経営者、職員等にインタビューを行った。RSでは、バニャ・ルカ、ビイェリナ等の市役所、特に経済局の職員、そしてそれら都市の企業の経営者、職員等にインタビューを行った。
それら調査を通して得た成果は、現在、英語論文としてまとめて国際査読誌に投稿し、査読を受けている最中である。また、2024年度に国内学会(グローバル・ガバナンス学会)、国際学会(European Consortium for Political Research)において研究報告する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 紛争後ボスニアの地方分権化をめぐる政治学-国家建設と権力分有の相剋2024

    • 著者名/発表者名
      田中聡
    • 学会等名
      グローバル・ガバナンス学会
  • [学会発表] The Industrial Structure of Ethnonational Politics in Bosnia and Herzegovina2024

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Tanaka
    • 学会等名
      European Consortium for Political Research
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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