研究実績の概要 |
最終年度に実施した研究の成果及び研究期間全体を通じて実施した研究の成果をプロジェクトごとにまとめると、まず、プロジェクト1.「取引仲介の不安定性と仲介モード」では、仲介経済における取引の不安定性についての研究成果の一部をAwaya, Iwasaki and Watanabe (2022) Theoretical Economicsとして、また、仲介モードの選択についての研究成果の一部分をGautier, Hu and Watanabe (2023) RAND Journalとして公刊した。評判メカニズムが仲介スキルを代替するメカニズムについては、基本的な理論モデルのセットアップとベースとなる分析の枠組みを構築し、取引仲介の不安定性が起こる頻度とその規模を分析した。プロジェクト2.「情報過多やサーチ中毒を誘発する仲介市場」では、プラットフォームにおける過剰なサーチについての研究の一部をTeh, Wang, and Watanabe (2024) Journal of Economic Theoryとして公刊した。サーチ市場における販売制約と価格メカニズムの関係についての研究は、これまでの研究成果をMorage and Watanabe (2023)CESifo Working Paperとしてまとめた。
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