• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

部分識別された限界費用を用いた費用関数の推定と企業行動の検定に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 22K20165
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

水田 誠一郎  神戸大学, 経営学研究科, 助教 (10962962)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード費用関数 / 識別 / 操作変数 / 企業行動 / 検定
研究成果の概要

本研究課題を通じて、カルテルが生じている産業にたいして、企業行動の同定を行うことなくカルテルダメージを推定する手法を開発することができた。
この開発には企業行動の検定に用いられる操作変数を、区間データ回帰モデルの操作変数として応用することで達成することあができた。カルテルダメージはバウンドされ、その信頼区間の構築は通常のブートストラップによる方法が応用できない、これに関しても既存の手法を組み合わせて解決策を与えることができた。

自由記述の分野

実証産業組織

研究成果の学術的意義や社会的意義

カルテルに対してその構造モデルを構築することはとても難しく、結果としてカルテルダメージの構造推定による推定は、カルテルを独占モデルとみなした場合にしか行うことができなかった。それに対して別の解決策を本研究は与えている。日本のセメントカルテルのデータに対して、本研究で開発された方法論を適用したことにも本研究の社会的意義がある。セメントカルテルは、当時としては最も大きな課徴金の事例であり、社会的な影響があった。その事例に対して新しいカルテルダメージの推定結果を与えている。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi