本研究は、日本の高校に在籍し日本の大学への進学を希望している、日本語を第二言語として学ぶ生徒(Japanese as a Second Language Students:以下、JSL 生徒)の「書く」教育実践システムを構築することを目的とする。そのために、国内外の「書く」ことに関する文献調査および、JSL生徒、教師へのインタビュー調査を行い、現在、日本国内で行われている「書く」教育に対する課題と改善点を明らかにした。これらを踏まえた上で、具体的な日本語教育実践のデザインに向け、実際に日本の大学への進学を希望しているJSL生徒に対して「書く」実践と考察を行った。
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