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2023 年度 実績報告書

保育所実習におけるミドルリーダーとしての主任保育士の指導行動モデルの提案

研究課題

研究課題/領域番号 22K20237
研究機関名古屋短期大学

研究代表者

嶌田 弘子  名古屋短期大学, 保育科, 准教授 (80965640)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード保育実習 / 保育実習指導 / 実習指導者 / ミドルリーダー
研究実績の概要

保育所における実習指導の現状において実習施設側の実習指導者とされるミドルリーダーとしての主任保育士の実習指導内容や方法が具体化する必要がある。そこで、本研究は、保育所実習における主任保育士の指導行動を具体化することを目的とし、研究Ⅰとして実習指導における主任保育士の指導意識に関する調査、研究Ⅱとして実習指導における主任保育士の役割行動の具体化の2部から構成した。
主任保育士の役割行動の具体化に向けた調査項目を作成するために、主任保育士の実習指導に対する意識を調査した。その調査結果を基に、主任保育士の実習指導行動の具体化のために主任保育士へのインタビュー調査を実施した。逐語化したデータを分析した結果、保育実習指導における主任保育士の役割を示す61コードから19のカテゴリーと7のカテゴリーが抽出された。
次に、研究2として保育所における実習指導において、ミドルリーダーとしての主任保育士の役割行動を具体化することを目的し、研究Ⅰを基に選出した「保育実習指導における主任保育士の役割」51項目を、時系列で実習生受け入れ前から実習生受け入れ後までを7区分し4件法で調査した。その結果、以下の4点が主任保育士の役割行動として明らかになった。保育実習指導における主任保育士の役割行動として、ⅰ. 主任保育士は、部分・責任実習後、実習生に担任保育士とは違う視点から総合的な指導するⅱ. 主任保育士は、実習記録の読み取りから、実習生の成長や担任保育士の指導の適正さを確認する ⅲ. 主任保育士は、実習生の心身の状態を把握するために、出勤時、退勤時には声をかけるⅳ.主任保育士は、実習指導を担任保育士と協働して行うために、日頃から担任保育士となんでも話せるフラットで同僚性のある関係をつくるⅰ.主任保育士は、部分・責任実習後、実習生に担任保育士とは違う視点から総合的な指導する、という4点を提案する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 保育所における実習指導者としての主任保育士の役割の具体化2024

    • 著者名/発表者名
      嶌田 弘子
    • 雑誌名

      名古屋短期大学研究紀要

      巻: 第62号 ページ: 17-32

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 保育実習における実習指導者としての主任保育士の役割意識と課題2023

    • 著者名/発表者名
      嶌田弘子 磯村正樹 木田千晶
    • 学会等名
      日本保育学会
  • [学会発表] 保育所における実習指導者としての 主任保育士の役割行動の提案2023

    • 著者名/発表者名
      嶌田弘子 磯村正樹
    • 学会等名
      日本乳幼児教育学会

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公開日: 2024-12-25  

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