• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

論争問題学習における生徒の議論を促す教師の指導法に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 22K20250
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

岩崎 圭祐  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 助教 (20962921)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード議論 / 論争問題学習 / ソクラテス・セミナー / 教育評価 / 教師教育
研究成果の概要

本研究は論争問題学習における生徒の議論を促す教師の指導法に関して、①「ソクラテス・セミナー」と②「議論の自己評価」に着目して研究を進めた。また、①・②を教室で導入することと教師や生徒の認識変容について明らかにした。結果として、①・②を導入することによって、論争問題を扱う授業において生徒主体の議論が実現する可能性が高まる一方で、教師は①・②を導入するだけでは不十分であり、その意義や目的の共有、よりよい議論を行うための教師の介入が重要であることが示唆された。

自由記述の分野

教科教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの社会科教育学研究においては、様々なカリキュラムの分析やその授業理論に基づく授業開発研究が盛んに行われてきた。しかし、そのような研究は社会科教育のカリキュラムや授業理論を確立することに重きが置かれており、論争問題学習を日本の教室の中でどのように取り入れていくべきかということに十分な関心が払われてこなかった。本研究では、具体的な指導法導入に関わる教師や生徒の反応や認識に着目したことで、実際に論争問題学習を教室で導入した際に起こる教師の指導上の葛藤を明らかにできた点で意義がある。また、本研究の成果や課題は教師教育における論争問題学習の指導法の確立に関する議論の際にも参考となる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi