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2023 年度 研究成果報告書

時間軸の標本化と入力軸の量子化を考慮した次世代パワートレインのアクティブ振動制御

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20396
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0301:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクス、航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

米沢 平成  北海道大学, 工学研究院, 助教 (50944328)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード自動車 / パワートレイン / アクティブ振動制御 / 離散化
研究成果の概要

本研究では,自動車の快適性や耐久性の向上に必須であるパワートレインのアクティブ振動制御について,離散化制約による悪影響を考慮した制御手法を開発した.先行研究で提案されている最適動的量子化器を従来の振動制御系に導入することで,制御入力の値が離散的となることによる影響を陽に補償した.最適動的量子化器を設計する上で考慮しなければならない制約に対しては,パワートレインのモデリングを駆使したアプローチを提案した.提案する振動制御系は実車を考慮したパワートレインシステムに適用され,その有効性が確認された.

自由記述の分野

制御工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自動車の動力を伝達する機構であるパワートレインの低周波振動は快適性や耐久性に悪影響を与えるため,開発現場におけるこの対策は製品価値を左右する重要な要素である.特に近年では,制御信号の伝達にCAN通信を使用する場合が多いため,通信時の離散化の影響も無視できない.本研究で提案した手法と知見はこれらの問題の解決に有効であり,自動車産業界の競争力向上に貢献できる.また,最適動的量子化器のパワートレインに対する適用例は申請者の知る限りこれまで無く,モデリングに基づく系統的かつ簡便な設計手法を提案したという点で学術的意義も有する.

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公開日: 2025-01-30  

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