チタン合金のフライス切削中における、WC-Co超硬チップすくい面のリアルタイム劣化をミリ秒単位で明らかにすることを目的に次の3つを実施した。1.WC-Co超硬チップを用いてチタンブロックの側面切削実験を実施した。切削後のチップ表面劣化について顕微観察を行い摩耗状況を評価した。2.切削劣化ダイナミクス計測で利用するフライス切削システムを立ち上げた。回転するカッターのチップ刃先に取り付けた反射板にレーザー光を照射し、切削1回転毎の反射光検出をオシロスコープ波形から確認することに成功した。3.放射光施設において、ビームラインの調査を行い、実験レイアウトを考案した。
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