本研究では、100MHzスイッチング電源開発に向けた磁気素子のモデリング手法の検討を行った。磁気素子は、巻線と磁気材料から構成されているが、本研究では巻線の高周波損失の高精度推定法と磁気材料の高周波損失の測定法に関して、成果を挙げどちらも論文として掲載された。巻線の高周波損失の推定法に関しては、均質化法と回路解析を組み合わせることにより、高速かつ高精度な解析を実現した。一方で、高周波磁気損失においては共振法をベースとした測定法と補正法に関して提案を行い、60MHz近い高周波損失の測定を行うことができた。
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