• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

透水を用いたセメント固化処理土の長期強度変化メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K20456
研究機関国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所

研究代表者

佐藤 樹  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, 研究官 (20965628)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード固化処理土 / セメント改良土 / 透水劣化 / 長期強度 / カルシウム
研究実績の概要

この研究の目的は,セメント固化処理された土の長期的な劣化特性を明らかにすることである.セメント固化処理は,軟弱土の強度向上や汚染物質の封じ込めなどに広く使用されているが,劣化特性を把握することは現場での利用にとって重要である.この研究では,20本の供試体を同時に透水劣化させる装置を開発し,透水速度を上げることで劣化促進を成功させた.また,カルシウム溶出量と強度劣化に正の相関があることが確認された.今後は,材料の種類を変えながら実験を続け,劣化推定式の構築を目指していきる.これらの成果は,セメント固化処理の適切な利用や環境への影響を評価する上で重要であり,今後の研究にも貢献するものと考えられる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り,実験装置を準備し,実験を開始できている.

今後の研究の推進方策

今後は実験装置をさらに1式追加発注し,より多くの実験を並行して行うことを検討している.

次年度使用額が生じた理由

長期透水劣化実験装置の設計前に,実験室にあった材料で簡易的な装置を製作し仮試験としての長期透水試験を行い,実験装置に必要な性能の照査を行ったため.次年度以降は,高性能な実験装置を準備し,より多くの供試体を同時並行で実験する予定.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 長期水中曝露によるセメント固化処理土の劣化特性2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤樹, 高橋英紀, 後藤友亮
    • 学会等名
      第58回地盤工学研究発表会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi