研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、太陽光発電(PV)・熱利用(T)を同時に行うPV/Tソーラーパネルを用いて、自然環境への負荷を最小限にすることが可能な自然環境調和型エネルギー供給システムの構築を目指し、各要素技術の開発を行った。従来の課題であった世帯構成の違いやコロナ渦による生活様式の変化を反映したシミュレーション、システムの集熱制御の最適化、太陽熱集熱の夏季における冷房利用にそれぞれアプローチし、システムの消費電力を従来よりも削減できる可能性があることを示した。
建築環境工学
PV/Tソーラーパネルは脱炭素社会を実現する再生可能エネルギー利用手法として注目されているが、現在は普及には至っておらず、実用化に向けた技術開発は世界的に見て課題となっている。本研究は、従来の研究では行われていないアプローチから次世代型エネルギー供給システムを提案することを目指したものであり、学術的・社会的意義を有する。