学術的意義:導電性高分子の電気化学ドーピングを用いた、金/導電性高分子ハイブリット材料作製プロセスを構築した。研究期間内で、このハイブリッド材料の電極触媒能が、電気化学ドーピングを行う印加電位により左右されることが分かった。また、金の電析と導電性高分子の電気化学ドーピングが同時に進行するとき、電極触媒能が最大となることを見出した。 社会的意義:作製したハイブリッド材料は、1-プロパノールなどのアルコール類以外にも、グルコース等の糖類の電解酸化を促進する電極触媒としても利用が期待できる。これは、糖尿病罹患者の体調をモニタリングする電気化学グルコースセンサへの応用に資する技術である。
|