先行研究によって申請者は病原糸状子嚢菌トウモロコシごま葉枯病菌Bipolaris maydisを用いて子嚢内における蛍光タンパク質を用いた局在解析法を開発した。本研究ではエイソソームタンパク質が子嚢胞子形成に必須であり、蛍光観察の結果からエイソソームタンパク質の局在はセプチンCdc10の局在と類似することも明らかにした。その他SNAREタンパク質やPhospholipase Dなどが正常な子嚢胞子形成に必須であることを明らかにした。またセプチンCdc10が栄養成長時と子嚢胞子形成時でその構造が変化している可能性があることを示した。
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