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2023 年度 研究成果報告書

犬膀胱癌に対するIDO1阻害療法の確立を目指した臨床研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20609
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0605:獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

池田 凡子  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (60967339)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード犬膀胱癌 / IDO1 / アミノ酸代謝 / トリプトファン代謝 / 腫瘍免疫学 / キヌレニン / 腫瘍 / がん免疫療法
研究成果の概要

犬の膀胱癌は下部の尿路に好発する悪性腫瘍である。手術や内科療法を行なっても、ほとんどの症例が局所再発や遠隔転移により、発症後1-2年で死に至る予後の悪い悪性腫瘍であり、新たな全身療法の開発が求められている。
本研究では、採択者が犬膀胱癌の新たな治療標的として発見したアミノ酸代謝酵素であるIDO1(インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ)に対する阻害療法の臨床試験を東京大学 附属動物医療センター 外科系診療科にて実施し、IDO1阻害療法が犬膀胱癌において有効であり、新たな全身療法となることを実証することに成功した。

自由記述の分野

腫瘍免疫療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

犬膀胱癌は予後が悪く、新たな全身療法の確立が求められている。本研究では少数例であるが臨床試験を実施し、犬膀胱癌に対するIDO1阻害療法の臨床的な有効性の実証に成功し、IDO1阻害療法が犬膀胱癌の予後を改善する新たな全身療法となる可能性を実証した。
さらに、IDO1は犬膀胱癌以外の犬悪性腫瘍においても発現しており、また各種ヒト悪性腫瘍においても発現していることから、本研究成果は獣医学領域および医学領域における発展性を有し、その価値は大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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