絶食時間を4段階設けた事前試験を実施した結果、「生体内の骨格筋タンパク質分解レベル」と「熟成後の鶏肉中遊離グルタミン酸(Glu)含量」には相関があった。さらに、絶食時間を揃えて実験を行った結果、絶食ストレスに起因する骨格筋タンパク質分解レベルが高い個体群と低い個体群が存在し、と鳥前の絶食による骨格筋タンパク質分解反応には個体差があることを確認できた。同一絶食時間条件においても、「生体内の骨格筋タンパク質分解レベル」と「熟成後の鶏肉中Glu含量」には相関が認められたことから、と鳥前の絶食ストレスによる骨格筋タンパク質分解反応の個体差は鶏肉品質(特に鶏肉Glu含量)に影響を及ぼすことが示された。
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