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2023 年度 研究成果報告書

冬眠する哺乳類の高濃度ビタミンE蓄積・全身輸送機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20621
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

山内 彩加林  北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (00951394)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード冬眠 / 低温耐性 / シリアンハムスター / ビタミンE / α-トコフェロール輸送タンパク質
研究成果の概要

冬眠する哺乳類(冬眠哺乳類)であるシリアンハムスターは、ビタミンEの一種であるα-トコフェロール (αT)を身体に高濃度に蓄積し低温耐性を獲得する。しかし、ハムスターの低温耐性に重要なαTの蓄積・全身分配の分子メカニズムは不明である。本研究ではこの点に迫るため、1)αT輸送タンパク質(TTPA)に着目し、冬眠哺乳類と非冬眠哺乳類のTTPAの多量体形成能の違いを同定した、2)遺伝子改変動物の準備を進めた、3)遺伝子発現解析および脂質解析により、冬眠期におけるリポタンパク質分泌経路の亢進を見出した。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ハムスターの高濃度ビタミンEの蓄積・分配機構の理解のための基礎となる成果が得られた。本研究で見出された遺伝子について、細胞や個体における役割を検証していくことにより、低温耐性機構の理解に寄与すると予想される。また得られた知見により、低温耐性を持たないヒトの細胞・臓器の低温保存技術等、医療分野への応用が期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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