グリオーマ細胞株(U87MG、U251MG)にておいて、増殖能をWST-1 assay、アポトーシスはフローサイトメトリー、Caspase 3 assay、浸潤能はスクラッチアッセイで、抑制効果を示した。グリオーマ幹細胞株(MGG23)においても、増殖能抑制効果をMTT assayで示した。また、ウェスタンブロッティングやPCRにて、Wnt signalingの分子や幹細胞マーカーは抑制されていた。 グリオーマ細胞株(U87MG)を免疫不全マウスの皮下に移植し、PRR抗体を腹腔内投与し、抗腫瘍効果を検証し、腫瘍増殖抑制効果を認めた。 過去に当院で摘出を行ったグリオーマ例の病理検体を用いて、PRRと幹細胞マーカーの免疫染色を行った。染色率を算出し、PRRと幹細胞マーカーの染色率が相関していることを示した。
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