本検討の前提となるイカリソウに関するCMA, CML生成抑制活性に対する知見を論文投稿・受理された。またホップ由来のプレニル関連化合物7種の活性を測定・評価した結果、ラセミ体のXsanthohumol Dおよび光学分割した各鏡像異性体にCMA生成阻害活性を見出した。イカリソウおよびホップの知見から、活性に必須のコア構造はフェノール性水酸基、それも水酸基が2個以上結合したカテコール基やガロイル基を有することが重要であることを明らかにした。さらに、それら化合物を高含有するという報告のあるノブドウについて検討を行った結果、7種の化合物を単離・同定し、予想通り強力な活性を有することを明らかにした。
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