生活習慣病誘導マウスを用いて血管密度の変化、血管内皮細胞-ぺリサイト連関が組織に与える影響を蛍光免疫染色法、EVG染色法、血管マイクロスコープを用いて行った。生活習慣病誘導マウスでは体重と血圧の顕著な上昇、腎臓の優位な肥大を確認しており、耳介皮膚では毛細血管密度の優位な低下が見られた。また、ぺリサイトには血管壁に密着するような扁平な形状のものと、複数の血管を跨いで細胞質を伸ばす比較的立体的な形状のものが存在することが分かった。毛細血管の非連続部位には、後者のぺリサイトが多い事を示唆するデータを得ている。加えて血管構築機序の破綻を誘発するColl4 a1/a2-floxマウスを作製した。
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