肝細胞癌の手術症例、術前腫瘍径3cm以上、AFP and PIVKA II negativeであった30症例の、凍結組織サンプル、cfDNAサンプル、PBMC DNAサンプル(合計90サンプル)をカスタムパネルを用いてバーコードシークエンスにかけ、次世代シーケンサーに提出した。しかし、血液からのctDNAの検出感度自体が低く、組織とctDNAと一致した変異が検出された症例は、 全体では15.6%にとどまっていた。症例数は少ないが、ステージが上がるにつれ、腫瘍個数が増えるにつれ、腫瘍最大径が大きくなるにつれ、ctDNA検出率は高くなることがわかった。
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