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2023 年度 研究成果報告書

血管肉腫におけるTGF-βシグナル伝達の解明と新規治療法の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20796
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

坂元 亮子  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (00965634)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード血管肉腫 / TGF-beta
研究成果の概要

血管肉腫におけるTGF-βシグナル伝達経路に関連する各種分子の発現レベルを解析した結果、血管肉腫細胞株において核内に蓄積して遺伝子転写反応を調節するSmad1/5とSmad2/3のリン酸化に有意な差はなかったが、TGF-βタイプII受容体とALK1およびALK5の両方のレベルは、正常血管内皮細胞と比較して血管肉腫細胞株で有意に増加していた。また、血管肉腫細胞株においてTGF-βのレベル低下が認められたにも関わらず、その刺激によるシグナル伝達経路の過剰反応が示唆されることが分かった。TGF-βシグナル伝達経路の解明が新規治療につながる可能性がある。

自由記述の分野

Dermatology

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管肉腫は、標準治療が確立されておらず、難治性の肉腫である。進行例では、化学療法が主体となるが、未だ有効な治療法が確立されていない。そのために、血管肉腫に対する新規治療の開発は急務である。本研究は今回、血管肉腫におけるTGF-βシグナル伝達の解明することで、新たな治療方法の開発や奏功率の改善など治療応用についての可能性があるという側面もあり、学術的・社会的な意義を有している。

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公開日: 2025-01-30  

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