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2023 年度 研究成果報告書

NKT細胞活性化ワクチンによる腫瘍内レジデントメモリーT細胞の誘導と抗腫瘍効果

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20823
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

阿部 智喜  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (90964081)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワードがんワクチン / レジデントメモリー / 腫瘍微小環境 / NKT細胞 / 人工知能 / イメージサイトメトリー / NKT細胞活性化ワクチン
研究成果の概要

本研究では、腫瘍抗原情報を導入したNKT細胞活性化ワクチンの腫瘍治療モデルの構築を目的とした。腫瘍細胞から直接取得した腫瘍溶解液を抗原情報として導入することを試み、現在モデル構築中である。また細胞膜輸送ペプチドを用いた効率的な腫瘍抗原導入の新手法を確立中である。同時に、AIを用いた病理標本を解析するイメージサイトメを開発した。ヒト直腸癌の病理スライドの解析を行い、腫瘍細胞や間質細胞、各種免疫細胞を識別し、空間情報から得た指標と予後の関連を評価し、これらの指標がバイオマーカーとして有効であることを明らかにした。今後は、ワクチン治療を行った検体の腫瘍微小環境の評価を本AIで行う予定である。

自由記述の分野

消化器癌の腫瘍微小環境

研究成果の学術的意義や社会的意義

われわれの新しいワクチンは、NKT細胞の活性化を介したCD8+/ CD4+ T細胞の双方の免疫応答、腫瘍から直接取得した多数の腫瘍特異抗原を標的とする抗腫瘍効果の期待、ネオアンチゲン同定の時間・コストの削減、そして樹状細胞への効率的な抗原導入、といった面で非常に有望であり、今後の製品化・臨床応用も強く期待できる。さらに将来の癌治療において、患者ごとに個別化されたアプローチの可能性が示唆され、その独自性と創造性は高い。

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公開日: 2025-01-30  

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