膵癌に対してEUS-FNAを施行した20症例の採取検体組織の面積測定およびtumor cellularityを解析した。組織切片面積中央値は全体で4.79 mm2で、穿刺針別では19G 9.06 mm2、22G 4.85 mm2、25G 1.51 mm2であった。また、tumor cellularityは28.3% (11-74%)であった。EUS-FNB検体、特に穿刺針径が太いほどより多くの組織を採取できることが判明した。また、今回は新規薬剤感受性試験のために切除検体およびEUS-FNA検体でのヒト由来オルガノイドの作成を試みた。最終的に3次元培養法の長期維持、培養に成功した。
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