研究課題/領域番号 |
22K20839
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
竹安 優貴 関西医科大学, 医学部, 助教 (20785969)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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キーワード | 下気道細菌叢 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 非小細胞肺がん |
研究実績の概要 |
本研究では、未治療進行期非小細胞肺癌患者を対象として、16S rRNA解析による下気道細菌叢の多様性が、免疫チェックポイント阻害剤の治療効果を予測できるかどうかを検討し、また免疫関連有害事象の発生や腸内細菌叢との相関をみることで新規治療戦略の確立を明らかにすることを目的とした試験である。現在すでに症例の集積は終了し、解析を行っている。解析の過程で肺胞洗浄液のDNA濃度が想定した濃度を得られない症例があり、シークエンシングに至ってないのが現状である。現在対策案を考え、症例の再集積あるいは肺胞洗浄液の中でもDNA抽出がうまく行えた症例のみシークエンシングを行うかを協議している。フローサイトメトリー解析(FACS)および酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)でのタンパク質定量およびタンパク質濃度解析は問題なく解析できており、今後16S rRNAの解析をまち結果を来年度の日本肺癌学会学術集会総会および論文での公表を予定としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
解析の過程で肺胞洗浄液のDNA濃度が想定した濃度を得られないため、やや遅れていると判断した。一方で、フローサイトメトリー解析(FACS)および酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)でのタンパク質定量およびタンパク質濃度解析を計画通り実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
現在対策案を考え、症例の再集積あるいは肺胞洗浄液の中でもDNA抽出がうまく行えた症例のみシークエンシングを行うかを協議している。今後16S rRNAの解析をまち結果を来年度の日本肺癌学会学術集会総会および論文での公表を予定としている。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究課題の大半の費用は、16S rRNA解析に費用を要する。現在シークエンスに必要なDNA量がうまく抽出できず16S rRNA解析が実施できていない。現在対応中であり、今後解析が予定される。そのため次年度使用額が生じてしまった。解析における費用は一検体あたり約2万円が必要であり、予定している40症例を行った際には約80万円およびフローサイトメトリー解析の費用が必要となるため2024年度で残りの助成金を使用できると考える。
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