研究実績の概要 |
Sm抗原エピトープをコードするm1ΨmRNAワクチンの投与は、腎炎モデルマウスに、Sm抗原特異的な免疫寛容を誘導すること、それに伴い腎炎抑制効果が認められることについての詳細な検討を行っている。具体的には、mRNA Synthesis System(TAKARA)を用いて3種のSm抗原エピトープをそれぞれコードするm1ΨmRNAワクチンを作成し、先行研究(Krienke C, Science, 2021; Kranz LM, Nature, 2016)と同様に、LNP作製キット(Funakoshi)を用いてLNPを調整した。そして病態モデルマウスでの実験の前に、通常のマウスでの抗体価が上昇するか等の検討を行った。現在、各Sm抗原エピトープに対する抗体産生の有無、程度等の解析を行っている。
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