研究課題
ステロイド抵抗性急性GVHDの制御は現在も予後不良である。移植後のTregの不安定さに起因する免疫バランスの不均衡が過剰など腫免疫反応を生む原因の一つであると考えれる。本研究ではITK阻害薬により移植後早期から長期にわたりTreg恒常性を保つことでGVHDを制御できる可能性を提案することが本研究の目的である。DEREGマウスからTreg depleteグラフトを採取するためのジフテリアトキシン投与のプロトコルの最適化を行い、骨髄移植へ供するドナーグラフトの条件を決定した。
4: 遅れている
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、骨髄移植マウスモデルを用いた実験が遅れているため。
申請書の計画書に従い、研究を進めていく。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により実験計画が遅れているため次年度使用が発生した。使用計画としては次年度実施予定のマウス骨髄移植の実験、ITK阻害薬で誘導されたTregsに対してin vitroでのIL-2感受性の実験に必要な費用に充当する。