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2023 年度 研究成果報告書

ラットCLiPを用いた肝小葉様構造の作製および移植の実施、構造並びに機能評価

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20945
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関長崎大学

研究代表者

哲翁 華子  長崎大学, 病院(医学系), 医員 (90966847)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワードHepato-Biliary Sheet / CLiP / 肝細胞シート / 再生医療 / 胆道構造
研究成果の概要

肝細胞シートにCLiP由来胆道構造を組み合わせた肝/胆道複合化シート(Hepato-Biliary sheet: HBS)を作製し評価した。HBSはCLiPを胆管誘導培地で14日間培養し胆道構造誘導後成熟肝細胞を播種し作製した。免疫染色で胆管構造と成熟肝細胞が隣接しており、胆汁排泄アッセイにおいても十分な機能を示した。また、HSに比べCYP3A4活性やアルブミン産生能は有意に高値を示した。肝特異酵素およびトランスポーターの遺伝子発現が有意に高値であった。生体内ではシート内に胆管構造や血管成分がみられた。また、血中ラットアルブミン濃度は、HBS群は術後7日から28日にかけて有意に高値であった。

自由記述の分野

消化器外科再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで細胞源が豊富で培養法が確立した肝細胞を用いた肝臓の再生医療に関しては様々な研究がなされてきたが、胆管上皮細胞は培養困難と言われており、同細胞を細胞源とした胆道系の作製は困難とされてきました。今回、低分子化合物刺激により誘導した肝前駆細胞を用いることで胆管上皮細胞を誘導でき、それにより胆道構造を新たに作製しました。胆道構造を有する肝細胞シートは、肝臓により近い高次元の組織として機能することが期待できます。

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公開日: 2025-01-30  

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