研究課題/領域番号 |
22K20948
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
竹本 正和 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (40964789)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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キーワード | 神経芽腫 / MEK阻害薬 / YAP阻害薬 |
研究実績の概要 |
本研究では,進行神経芽腫の新規治療の候補薬剤として,MEK阻害剤であるTrametinibとMEK阻害剤の耐性メカニズムの一因であるHippo経路におけるYAPの阻害薬CA3の併用療法について,神経芽腫微小残存病変を再現したlocal minimal residual disease(L-MRD)モデルマウスを用いて,in vivoでの抗腫瘍効果を検証することを目的としている. Trametinib/CA3併用療法において,CA3の投与量に比例してより腫瘍の増殖抑制が得られ,片腎状態でも一般的なCA3の投与量で合併症なく使用できることがわかった. 現在,L-MRDマウス群および皮膚切開のみを行うsham手術群を作成し,それぞれの群に対して術後2日目からTrametinib単剤投与,Trametinib/CA3併用投与 (計4群)を行っている.投与開始から16週間にわたり,腫瘍サイズ,生存期間を観察継続している段階である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在,微小残存病変モデルマウス群および腫瘍を切除せずに皮膚切開のみを行うsham手術群を作成し,それぞれの群に対して術後2日目からTrametinib単剤投与,Trametinib/CA3併用投与 (計4群)を行っている.投与開始から16週間にわたり,腫瘍サイズ,生存期間を観察継続している段階である.モデルマウスの作成効率が低くやや予定より遅れて進行している.
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今後の研究の推進方策 |
神経芽腫術後局所微小残存病変を模した局所微小残存病変モデルマウスによるTrametinib単剤とTrametiib /YAP阻害剤CA3の併用効果について効果の検討を行い,次期後療法モデルプロトコルの策定につなげていく.
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次年度使用額が生じた理由 |
予定より使用マウスや定量検査が使用量が少なったため,決算額が予算より少なくなった.次年度において今年度使用するはずであったマウス購入費および飼育費,試薬の購入費を使用する予定である.
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