微小残存病変モデルマウス群(以下MRD群)および腫瘍を切除せず皮膚切開のみを行うsham手術群に対し,それぞれトラメチニブ単剤投与群,トラメチニブ/CA3併用投与群に分け,全4群の予後および腫瘍抑制効果について検討した.4週間の観察期間ではMRD群はトラメチニブ単剤投与群,トラメチニブ/CA3併用投与群のいずれも全個体生存していた.Sham手術群はトラメチニブ/CA3併用投与群で有意な生存期間延長を認めた.腫瘍抑制効果は,MRD群およびsham手術群いずれでもトラメチニブ/CA3併用投与群で有意な腫瘍抑制効果を認め,トラメチニブ/CA3併用投与したMRD群で最も腫瘍抑制効果が得られた.
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