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2023 年度 研究成果報告書

EGFRの脂質ラフト抑留機構を標的とした新たな頭頚部癌治療戦略の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 22K20997
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

劉 隣  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (10963697)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワードEGFR / CYLD / セツキシマブ / 脂質ラフト / エンドサイトーシス
研究成果の概要

腫瘍抑制遺伝子であるCYLDの発現が低下した頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)は、抗EGFR抗体であるセツキシマブ(CTX)に耐性を示し、その耐性はコレステロール降下薬によって脂質ラフトを除去することで克服することがわかっている。また、CYLDは脂質ラフト上でチューブリンや微小管を制御している。CYLDの発現の有無が脂質ラフト上のチューブリンの動態にどう影響しているのかを解析することで効果予測バイオマーカーの特定やHNSCCにおける新たなEGFR標的治療戦略の創出を目指す。

自由記述の分野

口腔がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在 HNSCC において認可されている分子標的薬はCTXのみである。しかし、CTX が顕著な効果を示すのは HNSCC 患者の一部に限られることから、効果予測バイオマーカーの特定と CTX 治療の有効性を向上させる取り組みの双方が必要とされる。CYLD 低発現に伴う CTX 耐性に対するコレステロール降下薬のドラッグリポジショニングの可能性を探ることで EGFR 動態制御機構を起点とした HNSCC の病態解明や新たな治療戦略の創出に寄与することができると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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